きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2018.2.15

ドバイからの風

2月15日は、小島 茂之 調教師、松永 康利 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!

ようこそいらっしゃいませ。

京都記念が不本意なレースとなって3着に敗れたレイデオロが、当初の予定通りドバイシーマクラシックへ向かうことになったようです。G2時代にステイゴールドが勝ち、G1昇格してからもハーツクライやジェンティルドンナが勝利の凱歌を上げ、2着馬にブエナビスタ、ドゥラメンテが名を連ねる日本馬とは相性の良いレースです。昨年のジャパンCでレイデオロを2着に下したシュヴァルグランは、ドバイからの招待状が届きながら春は国内専念ということです。レイデオロが日の丸総大将ですね。

外国馬は昨年の英チャンピオンSで7馬身も千切って見せたフランケル産駒のクラックスマンがブックメーカーの前人気でも圧倒的な支持を受けていました。ところがオーナーのアンソニー・オッペンハイマーさんは、昨秋も凱旋門賞トライアルのニエル賞を完勝した愛馬に「時機尚早」と本番を自重させたように非常に細心で慎重な方のようで、どうやら今回もシーマクラシックをスキップするようです。理由は「ドバイから始動すると長いシーズンになるから」だそうです。ご承知のようにヨーロッパのG1シーズンは5月に始まり10月にはほぼ終了します。クラックスマンの今年の大目標は凱旋門賞で僚馬エネイブルを破ることにあります。3月末から始動していては息切れしかねないという判断でしょう。事実、一昨年シーマクラシックを含めて4連勝で凱旋門賞に臨み、1番人気に推されながら敗れ去ったポストポンドのような悲運の名馬もいました。この轍は踏まないぞ、そんなオッペンハイマーさんの覚悟なのでしょう。

クラックスマン不在ならフランスのクロスオブスターズが急浮上します。昨年はシーズン当初に3連勝後じっくり夏休みを取り、トライアルを一叩きして凱旋門賞でエネイブルの2着に迫りました。名匠アンドレ・ファーブル調教師の采配に今年も狂いはないでしょう。ドバイのホスト役ゴドルフィンのエース格を務めます。同じゴドルフィン所属でファーブル厩舎のタリスマニックはBCターフでスターダムに乗った新星です。長年ゴドルフィンとは交流が絶えていたクールモアですが、ようやく雪解けムードで今年はエイダン・オブライエン軍団の精鋭を大挙ドバイへ送り込む姿勢を見せています。シーマは愛ダービー馬カプリ、G1未勝利でも実力一級品のアイダホなどを登録しています。オブライエン軍団は来週末のG3ウィンターダービーを叩いてドバイへ乗り込むようです。来週はその展望と合わせてオブライエン軍団の動向を中心にお伝えすることにします。