きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2018.1.21

ハービンジャーからの刺客

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土曜京都競馬場では若駒ステークスが行われました。2005年にディープインパクトが出走。逃げるテイエムヒットベ、2番手ケイアイヘネシーが後続を20馬身以上離してレースを進める中、ディープインパクトは最後方を追走。4コーナー付近であった10馬身近くの差を、直線一気の末脚で交わして、最後は粘るケイアイヘネシーを軽く5馬身ちぎっての勝利でした。ディープインパクトの衝撃的な走りで一躍全国区となり、英雄としてその姿を誰もが脳裏に刻んだレースにもなりました。

その若駒ステークスですが、今年の勝ち馬は3番人気のケイティクレバーでした。単勝1.8倍の断然人気となっていたスーパーフェザーが後方から3頭目を追走する中を、ケイティクレバーは先手を奪って1000m通過を1分3秒0で逃げ、最後までペースを崩さず、馬場内側をそのまま逃げ粘って2番手マイハートビートに3馬身差をつけての逃げ切りでした。

ケイティクレバーは父ハービンジャー、母父ディープインパクト、母モルトフェリーチェの血統です。人気だったスーパーフェザーがわずか2戦目に対して、ケイティクレバーは今回がデビューから7戦目。朝日杯フューチュリティステークスでは13番人気で11着。ただしその前の京都2歳ステークスでは逃げて、グレイル、あるいはホープフルステークス優勝馬タイムフライヤーの3着に逃げ残り、マイペースで自分の形にできたときの粘り強さを見せています。朝日杯フューチュリティステークスがマイルで忙しいレースでしたから、今回のようにゆったりと進められるレースであれば、人気以上の力を発揮するかも? 父ハービンジャーは昨年秋からG1馬を立て続けに送り出していますし、実力馬多き3歳世代の中で刺客として楽しみな存在となりそうです。