きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

は〜い、せいこ!

ようこそいらっしゃいませ。

2日に行われた阪神6R新馬戦。ウイナーズサークルに、橋本聖子参議院議員の姿がありました。
――えっ? どうして!?
中には、そう思われた方もいたかもしれません。
勝ったのは、メイショウイサナ。
オーナーは、松本好雄氏。栗東・南井克巳厩舎の管理馬で、ジョッキーは武豊。そして――生産は、北海道安平町の橋本牧場。そうです。橋本聖子さんのご実家です。
橋本牧場といえば……やはり、イギリスの三冠馬、ニジンスキーを父に持つ、マルゼンスキーを抜きに語ることが出来ません。外国からの持込馬だったために、クラシックには出走できませんでしたが、デビューから負けなしの8戦8勝。種牡馬となってからは、ダービー馬となったサクラチヨノオーをはじめ、4頭のGI馬を輩出。1990年には、顕彰馬に選出されています。

馬に囲まれた環境で生まれ、育った橋本さんの小学生時代のニックネームは……“は~い、せいこ!“で、ハイセイコー。ご自身は、スピードスケートの道に進まれ、アルベールビル冬季五輪の女子1500mで銅メダルを獲得。自転車競技選手としても、オリンピックの舞台を踏まれています。
初当選は1995年。現在は、日本オリンピック委員会の常務理事。公益財団法人日本スケート連盟の会長。財団法人日本自転車競技連盟の会長などを兼務されていますが、忘れてはいけないのが……自民党競馬推進議員連盟の会長として、下から競馬を支えてくださっているということです。日本馬が走る海外レースの馬券発売や競走馬の減価償却など、その功績は計り知れません。

「この勝利で、牧場にも元気が出ます。馬産地政策をやってきましたが、さらに馬産地のために頑張らないといけませんね」
満面の笑みでそう話してくれた橋本さん。
これからも、競馬発展のため、ご尽力をお願いします!

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