きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

白熱香港

12月10日は、高橋 康之調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜香港シャティン競馬場で繰り広げられる「香港国際競走」に、今年は8頭が参戦します。
芝2400mの香港ヴァーズにはトーセンバジルにキセキの2頭が出走。このレースで引退となるハイランドリールと激突します。トーセンバジルはこの秋秋華賞、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップと国内G1・3勝のハービンジャー産駒で、京都大賞典2着からジャパンカップを回避し体制を整えての参戦です。キセキは前走で菊花賞制覇し父ルーラーシップに産駒初のG1タイトルをもたらしました。その父ルーラーシップは、現役時代に香港へ遠征しクイーンエリザベス2世カップを優勝しています。香港ヴァーズは、ステイゴールドに昨年のサトノクラウンとこれまで日本勢は2勝。3頭目の勝利に期待がかかります。

香港スプリントにはレッツゴードンキ、ワンスインナムーンの2頭が参戦します。香港のスプリンターが過去勝利を独占しているレースで、海外勢で勝利を手にしたのはジェイジェイザジェットプレーンとロードカナロアの2頭のみと、香港勢の壁が高くそびえ立つレースです。連勝して勢いに乗るミスタースタニングを筆頭に、今年も地元馬に視線が集まる中、日本のスプリンターがどんな走りを魅せてくれるでしょうか。

香港マイルには、春のマイル王サトノアラジンが出走します。香港スプリント同様、香港調教馬の活躍が相次ぐレースで、過去10年で海外勢の勝利は2015年のモーリスのみ。サトノアラジンが地元の牙城を崩せるかに注目が集まります。

2015年のエイシンヒカリ、昨年のモーリスと日本馬が2連覇中の香港カップに、今年はネオリアリズム、ステファノス、スマートレイアーの3頭がエントリー。日本馬3連覇に向けてレースに挑みます。ネオリアリズムは今年4月のクイーンエリザベス2世カップを制覇しており、今年も日本馬の活躍に期待が高まります。

国内では2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズが行われます。
こちらはオルフェーヴル産駒ロックディスタウン、ラッキーライラックの2頭が中心となっています。オルフェ初年度産駒からG1馬誕生なるか、国内のレースにもどうぞご注目を。

×