きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

17年ぶりの快挙

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日曜京都競馬場で行われたマイルチャンピオンシップは、3歳馬ペルシアンナイトが後方待機から直線追い込みをかけて、先頭に立っていたエアスピネルをゴール直前ハナ差交わして勝利を挙げました。ペルシアンナイトは今年春のアーリントンカップで初の重賞タイトルを手にし、皐月賞2着、ダービーこそ7着だったものの、休み明けの富士ステークスを叩いて今回の戴冠につなげました。

ペルシアンナイトは父ハービンジャー、母父サンデーサイレンス、母はオリエントチャームの血統で、母オリエントチャームは名馬ゴールドアリュールの全妹になります。ハービンジャーは今年秋華賞でのディアドラ、エリザベス女王杯でのモズカッチャンとつづいてG1・3勝目となりました。
1番人気に支持されていたイスラボニータは5着、エアスピネルは2着、2階級制覇を狙ったレッドファルクスは8着の結果でした。

グレード制導入以降、マイルチャンピオンシップで3歳馬の優勝はサッカーボーイにタイキシャトル、アグネスデジタルとこれまで3頭います。ペルシアンナイトは2000年のアグネスデジタル以来、実に17年ぶりの快挙です。2001年に3歳馬の負担斤量が牡馬56キロ、牝馬54キロとなってからは3歳馬の優勝は初となり、価値ある大きな勝利です。3着に入ったサングレーザーに、4着レーヌミノルと3歳馬が躍動したマイルチャンピオンシップとなりました。

ジャパンカップには3歳頂点に立ったレイデオロにソウルスターリングの両馬がエントリーしています。非常にジャパンカップが楽しみになってきました。

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