きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

女王苦戦

10月9日は、中村 将之 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

ファンファーレとともに大歓声、3歳女王のソウルスターリングが参戦し古馬との初対決に注目が集まった毎日王冠は、売上も東京競馬場への来場者も大幅に前年比増加。まるでG1級の盛り上がりをみせました。

レースはスタートから最内枠のソウルスターリングと3枠3番のダイワキャグニーが競り合うような形で主導権争いとなり、ソウルスターリングが前に。まさかソウルスターリングが逃げる形となった展開に、ざわつきが起こりました。となると問題はペースですが、1000m通過が1分ジャスト。ゆったりとしたペースを刻み、スタミナも蓄えての直線でのソウルスターリングの走りに注目が集まりましたが、ダイワキャグニーとの競り合いながら先頭をキープしたのも残り300mまで。まるで張り詰めた緊張の糸が切れたかのようにズルズルと後退し、最後は7着に終わりました。

勝ったのは3番人気のリアルスティールでした。道中中団に位置取り、直線外から一気に突き抜けての勝利でした。2着サトノアラジン、3着グレーターロンドンで、人気になっていたマカヒキは6着の結果でした。リアルスティールは今年2月の中山記念から7ヶ月半の休養を得てのレースで、2016年のドバイターフ以来の重賞タイトルとなりました。リアルスティールには次走は天皇賞(秋)かブリーダーズカップマイルかの声が出ています。敗れたソウルスターリングは女王は次走巻き返しなるか。今年の毎日王冠は、人気馬のその後の明暗がくっきりと分かれた結果となりました。

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