きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

明日、9月16日は、JRA設立記念日

9月15日は、橋田 満 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

14年前の今日……9月15日は、阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を決めた日で、虎ファンで埋め尽くされた甲子園球場は、文字通り、興奮の坩堝と化しました。
いつまでも鳴り止まない六甲おろし。
宙に舞う星野仙一監督。
涙を流しながら抱き合うファン、ファン、ファン……。
その数、5万3000人。あの瞬間、あの感動は、球場に駆けつけた人だけが味わえる歓喜の嵐でした。

競馬だって負けてはいません。
馬券を当てた人も、外した人もひとつになり、勝者を讃える10万人超の大コールは、競馬場でしか味わえない感動です。コブシを振り上げ、愛馬の名前を連呼するシーンは、オーナーのみなさんにとっては、まさに至福の瞬間。馬主になったことに胸を張り、なれたことを競馬の神様に感謝する時でもあります。
馬主あっての競馬。
ファンあっての競馬。
この大前提は日本の競馬を考えるときに揺るがしようのないものですが、それにしても、ここまでのシステムを作り上げた日本中央競馬会には畏敬の念を抱かずにいられません。時には、あれこれ、文句のひとつも言いたくなることもままありますが。

この日本中央競馬会が設立されたのが、63年前の明日……1954年9月16日です。
国営競馬から民営競馬へ。1952年、農林大臣の諮問機関として設置された競馬制度審議委員会の中には、中山馬主協会、初代会長である中村勝五郎氏をはじめ、後に初代中央競馬会理事長に就任した安田伊左衛門氏、日本畜産会会長であった河野一郎氏、関東レース倶楽部取締役会長であった正力松太郎氏など、錚々たる方々が名前を連ねておられます。

今週は、明日、16日から3日間競馬です。
現在の礎を築いてくれた先人たちに感謝しながら、競馬の醍醐味を思う存分、楽しみましょう!

×