きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

凱旋門賞前夜

9月7日は、小牧 太 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

ご紹介しているように今週末は、凱旋門賞の舞台であるシャンティイで本番と同距離のトライアルレースが3鞍組まれ、その前日にはアイルランドのレパーズタウン競馬場で最重要前哨戦の一つ愛チャンピオンSが行われます。これらのレースが終わると、今年の凱旋門賞の輪郭がクッキリと浮かび上がり、いよいよ本番のスタートを待つばかりのムードが充満します。大本命は圧倒的なパフォーマンスで2400mのG1を4連勝中のエネイブルで決まりでしょうが、そのライバルとして現時点ではもちろん日本馬サトノダイヤモンドが最右翼であるのは間違いがありませんが、どの馬が台頭してくるのか?興味津々の週末になりそうです。

愛チャンピオンSは、降り続く雨で重馬場を嫌ったハイランドリールが早々と回避に回り、G1を3連勝中の3歳女王ウィンターは同日の牝馬限定G1メイトロンSに向かうでしょうから、3歳牡馬のチャーチルとエミネントの争いになりそうです。ガリレオ産駒のチャーチルは前走インターナショナルS2着で距離延長に問題がないことを証明しています。フランケルの血を引くエミネントはフランス遠征で本格化気配を漂わせており、マーティン・ミード調教師は「勝てば凱旋門賞挑戦も」と意欲満々で、今回は名手フランキー・デットーリ騎手の確保に成功しているようです。凱旋門賞挑戦者決定戦の趣きが色濃いレパーズタウンからも目が離せません。

シャンティイのフォア賞はサトノダイヤモンドの一本人気。昨日もご紹介したクロスオブスターズがライバルになりそうです。格的にはダイヤモンドが断然ですが、凱旋門賞7勝!その勝ち方を世界で一番良く知る名匠アンドレ・ファーブル調教師が、春先から大一番目標に育て上げ、夏場は休養にあてて充電完了した素質馬の上昇度は侮れません。後は昨年のこのレースの覇者シルヴァーウェーヴ、ドイツから来た刺客ジンギスシークレット、サトノノブレスと続きます。登録は今日締め切られ、明日には枠順、騎手が決定しますが、やはりダイヤモンドとクロスオブの一騎打ち?

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