きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週の中央競馬は、土曜・日曜・月曜と3日開催です。京都11Rの大和ステークスでは、G1馬のアルフレードが久々に戦線に戻ってきます。

アルフレードは、2011年の朝日杯フューチュリティステークスを勝ちその年の最優秀2歳牡馬に輝いた馬です。父シンボリクリスエス×母父サンデーサイレンスの血統で、シンボリクリスエス産駒と言えば昨年エピファネイアが菊花賞を制しシンボリクリスエス産駒として初のクラシックタイトルをもたらしましたが、芝コースでのシンボリクリスエス産駒のG1タイトルはこのアルフレードの朝日杯フューチュリティSが最初でした。

アルフレードは翌年スプリンターズステークスからNHKマイルへ向かいカレンブラックヒルの2着になっています。ダービー出走後に右前浅屈腱炎が判明。長期の戦線離脱を余儀なくされました。今回は初のダートコースでのレースとなります。19ヶ月半ぶりのレースですから、まずは無事走りきってからということでしょう。

久々といえば、アルフレードと同じ世代のアダムスピークも京都10Rで21ヶ月ぶりにレースに戻ってきます。アダムスピークは2011年のラジオNIKKEI杯を勝った馬です。ゴールドシップに先着しクラシックでも注目を集めましたが右前脚に屈腱炎を発症。戦線から長期離れることになりました。1000万条件からの再スタートです。

実績のある馬がこうして難病を克服し、レースに戻ってくることは嬉しいことです。

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