きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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先日、闘病していたセントニコラスアビーが安楽死となったことがクールモアスタッドから発表されました。

セントニコラスアビーは今年7歳になるG1・6勝馬で、英G1コロネーションカップ史上初の3連覇をはじめ、2011年には米ブリーダーズカップターフを制し、昨年3月ドバイシーマクラシックでジェンティルドンナを破った名馬です。

昨年7月、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを直前に控え故障を発症し引退。種牡馬入りのためボルトを20本も埋め込む大手術を決行するなど、生命の危機と闘いながら数々の合併症とも闘いつづけてきました。

一時は回復の兆しも見られたものの、重い疝痛を発症し安楽死の処置が取られたようです。種牡馬としてその血を受け継いだ産駒がターフで走る姿を見たい想いがまだどこかで残りつづけています。とても残念です。

セントニコラスアビーはクールモアの墓地に埋葬されるようです。安らかに眠ってください。

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