きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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土曜、京都競馬場で行われる10R若駒ステークスに注目が集まっています。古くはハクタイセイ、トウカイテイオーをはじめ、三冠馬ディープインパクト、アンライバルド、ヒルノダムールなど多くのG1を送り出しているレースです。今年もクラシックを賑わせそうな若駒が出走してきました。

超良血馬トゥザワールドが人気を集めそうです。母は2001年にエリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリーで重賞5勝、有馬記念3着2回のトゥザグローリーの全弟です。前走の黄菊賞では新馬戦を9馬身ちぎって楽勝したオーシャンヒーローをゴール前交わして2馬身差の完勝。勝ちタイムは1分46秒5で京都芝1800mの2歳レコードのおまけつきの強さでした。

このレースで4着に入ったキングズオブザサンは、先週中山競馬場で行われた京成杯でプレイアンドリアルの2着に入っていますから、力関係からみても上位でしょう。

良血といえばモンドシャルナの出走にも注目が集まります。半兄はこのレースを勝ちその年三冠馬となったディープインパクトで、そのひとつ上の兄ブラックタイドも若駒ステークスからクラシックへと歩みました。2頭の兄とはまた違った個性を魅せてくれそうです。

外枠に入ったアドミラルシップは、スリープレスナイトの甥にあたります。曽祖母のKatiesは女傑ヒシアマゾンを産み、Kris、サンデーサイレンス、エンドスウィープと交配されていった血からアドマイヤムーンが誕生しています。2頭の良血馬を前にアドミラルシップの血も大きく目覚めるでしょうか。

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