きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

少し話が古いのですが、英馬主協会が主宰するる年度代表馬主にエリザベス女王が選ばれました。王室が主催するロイヤルアスコトットの華・ゴールドCの愛馬エスティメイトの勝利を顕彰されてのものです。加えて協会は、60年以上に渡る女王の競馬界への貢献、これにも顕彰理由として高いポイントを与えています。

考えてみれば、女王の影響力は絶大なものがあります。世界中に女王の名を戴いたG1レースがたくさんあり、日本のエリザベス女王杯もその一つですね。かつて英1000ギニーを勝ったハイクレアという牝馬は、孫のウインドインハーヘアを日本に送り込み、彼女はディープインパクトの母となっています。ハイクレアは女王の愛馬の一頭でした。

凱旋門賞馬トレヴのオーナー・カタールのジョアン殿下は世界最高峰の一つチャンピオンズシリーズなど凱旋門賞と並びイギリス競馬をスポンサードする理由として女王に親しく謁見できることを上げています。世界中のホースマンから憧れられ、尊敬さてています。ちなみに今季のトレヴはロイヤルアスコトットへ遠征、プリンスオブウェールズSへの出走を予定しています。女王とイギリス競馬への敬愛の深さをうかがわせます。

さて、エスティメイトはご存じのように牝馬です。ディープインパクトと彼女、女王の愛を凝縮したような夢のカップリングが見たいものですね。

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