きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

楽しみ広がる2歳馬たち

7月24日は北村宏司騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜函館競馬場では函館2歳ステークスが行われました。モルトアレグロが出走取消、今年は15頭でのレースとなりました。
勝ったのは1番人気のカシアスでした。スタートからパッセが逃げて前半600mを34秒5で引っ張り、カシアスは5番手追走。直線で前に残るウインジェルベーラをゴール直前アタマ差捉えての勝利でした。

カシアスは父キンシャサノキセキ、母父ディラントーマス、母ラブディランの血統です。キンシャサノキセキは、2年前に小倉2歳ステークスの勝ち馬シュウジを送り出しており、昨年の函館2歳ステークスの2着馬モンドキャンノも同じくキンシャサノキセキ産駒でした。カシアスはデビュー戦こそ2着だったものの2戦目では2着馬以下を3馬身半ちぎっての強い勝ち方で、今回見事人気に応えての世代重賞ウィナー一番星となりました。

2歳馬の強い勝ち方といえば、土曜函館2歳未勝利戦のカレンシリエージョにも驚かされました。カレンシリエージョは今年のヴィクトリアマイル優勝馬アドマイヤリードの半妹で、この日は函館芝1800mに出走。残り600m手前で仕掛けて2番手に並び、直線は2着以下を離して最後は8馬身ちぎっての勝利でした。ただただ強いのひと言でした。
このカレンシリエージョにデビュー戦で土をつけたのが、オルフェーヴル産駒で産駒初の勝ち馬となったクリノクーニングです。クリノクーニングとカレンシリエージョの激突となった7月9日の2歳新馬戦は、先に抜け出したカレンシリエージョをクリノクーニングがあっさり捉えて最後は1馬身半差つけてクリノクーニングに軍配が上がりました。1着クリノクーニング、2着カレンシリエージョで、そこから8馬身離れて3着がキョウエイルフィーの結果でしたが、キョウエイルフィーも次走勝ち上がってますから、決して実力がないわけではありません。7月9日の2歳新馬戦は、夏に行われた伝説の新馬戦になるかも?函館2歳ステークスのカシアス含めて、2歳馬に楽しみが広がっていきます。

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