きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2014.2.5

ようこそいらっしゃいませ。

サーティファイが帰って来ました。2歳時の一昨年、G1フィリーズマイルなど無敵の4戦4勝、牝馬クラシックの本命に踊り出したゴドルフィン所属馬です。ところが昨年春に マームード・アル・ザルーニ調教師があろうことか彼女自身を含め管理馬15頭にアナボリック・ステロイド(筋肉増強剤)を投与したことが判明、師は8年間の調教停止、馬は出走停止という大スキャンダルに。むろん彼女のクラシック出走ははかなくも夢と消え、《英国競馬・暗黒の日》と呼ばれる大事件でした。

15ヶ月ぶりにメイダン競馬場のターフに姿を現した彼女はデビュー以来の相棒ミカエル・バルザローナ騎手を鞍上にG2ケイプヴァーディという1600m戦をあっさりモノにしました。負かした相手にはBCジュベナイルフィリーズターフ、仏1000ギニーを連勝したフロティラなども含まれており、決して低レベルだったわけではありません。

彼女はこの後、ドバイワールドCデーの中距離王決定戦G1デューティーフリー芝1800mに進むのでしょうか。未経験の領域で距離が心持ち長いような気もします。日本からは秋の天皇賞馬ジャスタウェイも登録済み、相手関係も厳しいものになりそうです。《幻の女王》が真の復活を遂げるのか?世界を揺るがしたスキャンダルの結末が気になります。