きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2017.6.8

サンデー故郷に錦を飾る?

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言い古されたことですが、米三冠戦は苛烈なサバイバルレース。今年も三冠皆勤馬はルッキンアットリーただ1頭になってしまいました。ケンタッキーダービー馬オールウェイズドリーミングがプリークネスSを大敗しリタイア、プリークネスS馬クラウドコンピューティングも早々と不参加を表明し、ここへ来てダービー4着、プリークネスではオールウェイズドリーミングを競り潰して2着と一番強い競馬をしてベルモントでは1番人気が予想されていた2歳王者のクラシックエンパイアまでがアクシデントで直前回避。チャンピオン不在の敗者復活戦みたいな三冠最終戦になってしまいました。

馬券の方は混沌模様で、ケンタッキーダービーでオールウェイズドリーミングと差のない人気を集めていたアイリッシュウォークライが押し出されるような形で、今のところ1番人気に支持されているようです。ダービー2着、プリークネス4着ともっとも安定した成績を残してきた唯一の皆勤馬ルッキンアットリーは人気の盲点になってきましたが、さすがに今度はそれなりの支持を集めそうです。

日の丸代表エピカリスは、フレッシュさが買われて現時点で2番人気。三冠戦もここまで来るとフレッシュな状態を保っている馬にアドバンテージが働きます。先行して粘る戦法もベルモント向きで、距離の壁が克服できるかが鍵になりそうです。距離といえば、この3年間で2勝しているタピットの血を引くタップリットの浮上も視野に入れておく必要がありそうです。名匠トッド・プレッチャー調教師の手腕が混戦でモノを言うでしょうか?アイリッシュウォークライは、このレースでハナ差2着に泣いた父カーリンの、エピカリスは三冠の夢を断たれた祖父サンデーサイレンスの、それぞれ仇討ちがかかった一番です。28年ぶりにサンデーサイレンスが故郷に錦を飾れるか?そんなドラマで盛り上がってくれると嬉しいのですが。