きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2017.6.5

悲願のマイルG1制覇

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日曜東京競馬場で行われた春のマイル王決定戦・安田記念は、7番人気のサトノアラジンが初のG1タイトル獲得で幕を閉じました。
道中はロゴタイプが逃げて、前半3ハロン33秒9、1000m通過が57秒1でペースを作り、サトノアラジンは後方4番手あたりを追走。直線でロゴタイプがさらにひと伸びして後続を突き放し、逃げ切りかと思われたところで大外から33秒5の末脚で追い込んできたサトノアラジンが、ゴール寸前ロゴタイプをクビ差交わしての勝利となりました。

サトノアラジンは父ディープインパクト、母マジックストーム、母父ストームキャットの血統になります。ディープインパクトとストームキャットの配合は、キズナにリアルスティール、アユサン、エイシンヒカリらを送り出している配合で、サトノアラジンのひとつ上の全姉にはエリザベス女王杯を勝ったラキシスも、同じ配合で活躍しています。2013年に桜花賞をアユサンが勝ち、同年のクラシックでキズナがダービー馬になったことで、話題となった配合でした。サトノアラジンは昨年の安田記念ではスローペースで持ち味が活かせず、昨年のマイルチャンピオンシップでは1番人気に支持されながらも直線不利を受けての5着に終わっています。今回、大外から上がりタイム33秒5。馬場も良馬場で実力を発揮しての初のG1制覇となりました。

2着には逃げ粘ったロゴタイプが入りました。連覇を狙ったロゴタイプでしたが、わずか及ばずの2着でした。掲示板上位馬いずれも追い込み馬が占拠する中、ただ1頭逃げ残っているのですからまだまだ実力は健在です。それにしても3歳時に皐月賞から二冠目のダービーでキズナにタイトルを持っていかれたように、今回もディープインパクトxストームキャットにタイトルを阻まれてしまいました。

4歳馬で2番人気だったエアスピネルは5着、4週連続G1制覇がかかっていたルメール騎手鞍上で1番人気のイスラボニータは8着の結果でした。それでも優勝馬から下位までは2秒2差。特に9着までは0.4差で並ぶ大激戦で、まだまだマイル路線は群雄割拠状態がつづきそうな結果となりました。