きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2017.6.1

ガリレオVSフランケルの父子対決?

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明日の英オークスの枠順が確定しました。最終的には10頭立てのレースになりそうです。昨日ご紹介したようにブックメーカーオッズは、クラシック完全制覇に驀進するエイダイ・オブライエン厩舎のガリレオ産駒ロドデンロドンが2.1倍の抜けた支持を集めています。2番人気がガリレオ系の新種牡馬ナサニエルの秘密兵器エネイブルが5.5倍で続いて、3番人気に仏オークスのトライアルG1であるサンタラリ賞を快勝して上げ潮に乗るソウベツが急浮上しています。この馬、藤沢和雄厩舎にいたシンコウエルメスの孫娘にあたります。昨年の皐月賞馬ディーマジェスティとは従兄妹同士ですね。日本のオークス、ダービーを連勝して名伯楽の貫禄を増している藤沢先生の勢いにあやかりたいものですが、果たして?

明後日の英ダービーはキャリアの浅い馬が多くて混戦模様です。先述のガリレオ=オブライエンラインのクリフスオブモハーとフランケル産駒のクラックスマンが、鼻ズラを並べるように1番人気を争っています。オークス同様、こちらもガリレオVSガリレオ系新種牡馬の対決という構図です。この流れはイギリスの始まって、世界の新潮流になっていくのでしょうか?クラックスマンは、ここまで2連勝、ダービーがキャリア3戦目になります。95年に2戦目でダービーを勝った神の馬ラムタラの先例もあります。最近では10年のワークフォースと13年のルーラーオブザワールドが3戦目で栄光のゴールを駆け抜けています。日本でもラムタラの翌年96年にフサイチコンコルドが3戦目で戴冠しています。難事業であるのに変わりはありませんが、前人未到というわけもないようです。先輩ワークフォースはトライアルのダンテS2着を叩いての挑戦でしたが、クラックスマンは道悪を理由に直前回避したのが吉と出るか凶と出るか?

クリフスオブモハーは4戦目で重賞は初挑戦になります。ただ勝ちっぷりの良さは鮮烈で、まだ奥を感じさせる大器ともっぱらの評判です。ガリレオ=オブライエンラインの最大の惑星はヴェニスビーチ。半姉が凱旋門賞馬のデインドリームという大変な良血馬です。2400m級は大好物の血統で、この馬もルーラーオブザワールドと同様に2500mのチェスターヴァーズを勝ち上がっての参戦です。もう1頭のフランケル産駒エミネントは厩舎筋がヤル気満々、ガリレオ第3の矢カプリはここへ来てオッズを急上昇させており不気味に映ります。結局、ディープインパクト産駒など日本関連の出走はなくりましたが、これも時間の問題でしょうから気長に来年を待ちたいと思います。