きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ダービー大混戦

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いよいよダービーが目前に迫りました。出走馬18頭。枠順も確定いたしました。今年の3歳牡馬戦線は近年稀に見るほどの大激戦となっています。振り返れば昨年暮れ、朝日杯フューチュリティステークスで1番人気に支持されたのは、牡馬を抑えてフランケル産駒の牝馬ミスエルテでした。そのミスエルテを破ってサトノアレスが牡馬頂点に立つも、年が明けても混戦続き。シンザン記念ではキョウヘイ、きさらぎ賞ではアメリカズカップが勝ち、弥生の季節になっても主役の顔は見えてこず、弥生賞を勝ったカデナにスプリングステークスの勝ち馬ウインブライトも皐月賞では大きく敗れ、結局最初の一冠目を手にしたのは毎日杯で賞金を加算し乗り込んできたアルアインでした。
2着ペルシアンナイトもアーリントンカップからの参戦で、3着ダンビュライトは弥生賞3着からのレースでした。

さてその混戦模様のダービーですが、金曜発売のオッズでは1番人気はアドミラブルで4.3倍、2番人気がレイデオロで5.2倍、3番人気がスワーヴリチャードで8.0倍となっています。レース直前まで人気順は変動するでしょうが、主役はおそらくアドミラブルとなっていくのでしょう。そのアドミラブルは前走の青葉賞では後続を寄せ付けず完勝。まだ優勝馬が出ていない2つのジンクス、青葉賞組で大外18番枠を抱える形となりましたが、見事はねのけることはできるでしょうか。

マカヒキ、ドゥラメンテ、ワンアンドオンリー、キズナ、ディープブリランテ、オルフェーヴル、エイシンフラッシュ、ロジユニヴァース、ディープスカイ、ウオッカ…。過去10年の勝ち馬を並べてみてもその年その年のレースが思い浮かんできます。ダービー。その称号に刻まれるにふさわしいレースを期待します。

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