きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ハイレベル3歳牝馬

6月19日は相沢郁調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
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日曜函館競馬場で行われた函館スプリントステークスは、3歳牝馬のジューヌエコールがコースレコードで優勝しました。レースはシュウジが逃げて前半の600mを32秒2で通過。ジューヌエコールは6番手あたりにつけて、4コーナーから抜群の手応えで進出し、直線では逃げるシュウジに2番手セイウンコウセイをあっさりと交わして、最後は2着キングハートに2馬身半差をつけての勝利でした。斤量50キロで、開幕週だったとは言え、それにしても1分6秒8の勝ちタイムには驚かされました。

ジューヌエコールは、父クロフネ、母父ジューヌエコール、母ルミナスポイントの血統です。母のルミナスポイントは自身は現役時代重賞タイトルこそないものの、全弟にはダート短距離重賞5勝のノーザンリバーや半弟にはダート重賞4勝のランフォルセ、ひとつ上の半姉にはファンタジーステークス2着のモンローブロンドがいます。ジューヌエコールは昨年7月にデビュー。新馬戦、ききょうステークスと勝ち、デイリー杯2歳ステークスで牡馬を破り初の重賞タイトルを手にしています。以降、桜花賞まではレース中の不利や距離も長かったのか結果を残せなかったものの、今回短距離路線で本領発揮となりました。

函館スプリントステークスは、昨年のソルヴェイグ、シュウジの3歳馬によるワンツーをはじめとして3歳馬の活躍が目立つレースではありますが、ジューヌエコールの勝利は今年ハイレベルと言われている3歳牝馬の強さを象徴するような勝利でした。

東京競馬場で行われたユニコーンステークスは、2番人気のサンライズノヴァが優勝、2着ハルクンノテソーロに4馬身差をつける強い勝ち方での重賞初制覇となりました。サンライズノヴァは父ゴールドアリュール、母父サンダーガルチ、母ブライトサファイヤの血統です。母ブライトサファイヤの半弟にはフェブラリーステークスの覇者サンライズバッカスがいます。トビが大きく、エンジンがかかってからはあとは加速するばかりの走りでした。かつてサンライズバッカスが東京1600mの舞台で砂の頂点に立ったように、サンライズノヴァも同じ舞台で躍動しそうなそんな期待感を抱かせる走りでした。

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