きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2017.6.12

トラウマを乗り越えて

6月12日は服部利之調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

先週は東京と阪神競馬場でそれぞれ重賞レースが行われました。
東京のメイン第33回エプソムカップは、5番人気のダッシングブレイズが重賞初制覇となりました。レースはマイネルハニーが逃げて1000m通過59秒7でペースを作り、直線で残り200mを切ったところでも先頭をキープし、そのまま逃げ切るかと思われたところで内側からダッシングブレイズが交わしての勝利でした。2着には、逃げ残るマイネルハニーを外から差したアストラエンブレムが入り、3着マイネルハニーの結果でした。

ダッシングブレイズは父キトゥンズジョイ、母父オナーアンドグローリー、母ブレイジングブリスの外国産馬になります。素質の高さを秘めつつも3歳時はシンザン記念、プリンシパルステークスと出走もクラシックへの道を切り開けずに終わります。しかし休養を挟んで馬体も大幅増加。3歳秋には3連勝でオープン入りを果たし、明け4歳で迎えたのが東京新聞杯でした。エプソムカップのレース後に浜中騎手がコメントしたように、このレースでは1番人気に支持されながらも、ラチに接触して落馬。競走中止となります。以降ダッシングブレイズは久しく勝利から遠ざかり、今年2月のオープン戦で久々の勝利、そして今回の重賞初制覇となりました。落馬したのが東京で、初の重賞勝利が距離は違えど同じ東京の舞台。どこかトラウマを乗り越えたかのような勝利でした。

阪神のメイン、マーメイドステークスは3番人気のマキシマムドパリが勝利して、1月の愛知杯につづいて2つ目の重賞タイトル獲得となりました。スタートから好位を追走、4コーナーで先頭に立ち、そのまま押し切っての勝利でした。マキシマムドパリは父キングカメハメハ、母父サンデーサイレンス、母はマドモアゼルドパリの血統です。3歳時には秋華賞で3着に入っています。初勝利をあげた未勝利戦にしても、今年1月の愛知杯にしても渋った馬場でしたから、良馬場対応への可能性も見いだせた今回の勝利でした。