きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

クールジャパン

6月9日は北沢伸也騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

44年前の今日は……アメリカ競馬史上最強馬と称されるセクレタリアトが、2着に31馬身差という圧倒的なワールドレコードでベルモントステークスを制覇。ケンタッキーダービー、プリークネスステークスと併せ、史上9頭目となるアメリカの三冠クラシックを達成した日です。
燃えるような赤毛から、“ビッグレッド”と呼ばれたセクレタリアトは、サラブレッドにもかかわらず、20世紀トップアスリートランキングの上位にランクされるほど人気と実力を兼ね備えた馬で、2010年には、実話を元にした感動の物語『セクレタリアト/奇跡のサラブレッド』として映画化。日本でも、DVD/Blue-rayが発売されています。

競馬と映画といえば、このほかにも、大恐慌時代、庶民の希望といわれた一頭のサラブレッドと、それを取り巻く3人の男たちの半生を描いた『シービスケット』。日本でも、宮本輝氏の小説、北海道の小さな牧場で生まれた一頭の馬……スペイン語で“祈り”を意味するオラシオンが日本ダービーを目指す『優駿 ORACION』。ばんえい競馬を舞台にした『雪に願うこと』など、サラブレッドと人が力を合わせて夢を紡いでいく物語が、数多く上映されています。

“クールジャパン”の代表選手である漫画に目を移すと――これはもう、数が多すぎてとても書ききれないほどです。馬に“様”や“先生”という呼称をつけた『馬なり1ハロン劇場』。つの丸氏が描いたマキバオー・シリーズ。GI制覇を夢みる女性騎手が奮闘する『おっぱいジョッキー』。やまさき拓味氏による超本格競馬漫画『優駿の門』。不朽の名作『風のシルフィード』。武豊騎手が原案を担当した『ダービージョッキー』……競馬を知らない子どもたちを夢中にさせる作品がたくさんありました。
そしていま――時代を反映してか、WEBサイトで人気を博しているのが、競馬学校を舞台にした競馬漫画『白星のギャロップ』(小学館 マンガワン)です。漫画なんて――と言わず、たまには漫画に夢中になってみてはどうでしょう。新しい発見があるかもしれません。

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