きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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代替競馬で行われた東京新聞杯は、ことし6歳の牝馬ホエールキャプチャが外から直線一気で末脚を伸ばし快勝。5つ目の重賞タイトルを手にしました。京都金杯を勝ったエキストラエンドに、昨年の安田記念2着のショウナンマイティ、クラレント、コディーノ、サトノギャラントなど、骨のある牡馬勢が出走する中で牝馬として57キロを背負っての鮮やかな差し切り勝ちでした。

ホエールキャプチャは、レーヴディソール、マルセリーナ、ドナウブルーらと同世代になります。この世代の中心に君臨していたレーヴディソールは世代最強と謳われるも3歳休養後に脚の回復が思わしくなく引退。キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを大差勝ちしたハービンジャーとの間に、昨年牡馬を出産しました。

桜花賞でホエールキャプチャと接線の末、3/4馬身ふりきったマルセリーナも昨年11月のエリザベス女王杯を最後に登録を抹消し、繁殖馬となっています。

ホエールキャプチャが初めてG1を手にしたヴィクトリアマイルで2着となった同世代のドナウブルーも、今年1月の京都牝馬ステークスを走りきり登録を抹消。繁殖牝馬となりました。

ホエールキャプチャもヴィクトリアマイル優勝後、成績が思わしくない時期もありましたが、昨年のヴィクトリアマイルでは12番人気の評価を覆しての走りを魅せ、昨年10月の府中牝馬ステークス優勝、そして今回の東京新聞杯とまだまだ元気いっぱいです。淑女のパワフルな走りに脱帽させられた今年の東京新聞杯でした。

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