きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

忘れ物を取りに

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土曜東京競馬場で行われた京王杯スプリングカップは、2番人気のレッドファルクスが優勝、昨年スプリンターズステークス以来となる3つ目の重賞タイトルを手にしました。雨降る重馬場の中、道中中団でレースを進め、残り200mを切ったところで馬場中央から抜け出し、最後は2着クラレントに3/4馬身差をつけての勝利でした。レッドファルクスは、父スウェプトオーヴァーボード、母父サンデーサイレンス、母ベルモットの血統で、今回は58キロを背負ってのレースながらも、斤量差を感じさせないほどの差し脚でした。1ハロン距離が延びる安田記念でも、充分に楽しみが広がるレース内容でした。

日曜東京競馬場では女王決定戦のヴィクトリアマイルが行われます。
現在のオッズは、ミッキークイーンが単勝2.2倍で1番人気、レッツゴードンキが6.8倍で2番人気、ルージュバックが7.7倍で3番人気、クイーンズリングが8.7倍で4番人気、スマートレイアーが8.8倍で5番人気とここまでが10倍を切るオッズで、以下アドマイヤリード、ジュールポレール、ウキヨノカゼ、ソルヴェイグらがつづいています。

1番人気のミッキークイーンは、昨年も同じく1番人気に支持されてのレースでした。3歳時にオークス、秋華賞と二冠。明け4歳となり、古馬女王を期待されてのヴィクトリアマイルでした。しかし直線後方から追い込むも、馬場内で先に抜け出したストレイトガールを捉えきれずに2着までの結果でした。まさに忘れ物をとりに戻ってきたかのような今年のヴィクトリアマイルです。土曜からの雨で日曜も曇り模様。ミッキークイーンが昨年の雪辱を果たせるでしょうか。それとも他馬が阻止するのでしょうか。

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