きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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デビューから日本競馬を盛り上げてきた牝馬ハナズゴールが今度は世界を相手に競馬をすることになりそうです。転戦先は南半球のオーストラリア。3月のクールモアスタッドクラシックから4月のドンカスターマイルへの参戦を目指し、シンガポール経由でメルボルン入りしました。

着地検疫所となるメルボルン郊外のウェリビー競馬場で輸入検疫を受けるわけですが、豪州の検疫条件は厳しく、日本からの長時間輸送の後、現地で2週間程の輸入検疫が待っています。

参戦予定のG1 2戦には日本でもおなじみの地元豪州の名手クレイグ・ウィリアムズ騎手とコンビを組むそうです。ハナズゴールは、高松宮記念優勝馬のオレハマッテルゼを父に、ノーザンダンサーのクロスを持つ良血馬。昨年の京都牝馬Sでは、上がりタイムメンバー中、最速の34.1秒と豊なスピード能力が受けつがれているのは間違いなさそうですね。
同馬を管理する加藤和宏調教師は、「騎手時代に海外G1を勝てなかったけど、調教師になってからも海外G1制覇の夢は持ち続けてきた。勝てる手ごたえはある」と期待が持てそうです。悲願の海外制覇に向けて気合が入っていますね。
オーナーのM・タバート氏の故郷でもあるオーストラリアで初G1制覇を成し遂げることができるか、非常の楽しみですね。

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