きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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24日(月)には代替開催もあり、土・日・月と4つの重賞が行われます。内容盛りだくさんの競馬開催です。22日(土)は、東京でスタミナ比べのダイヤモンドステークス、23日(日)は、中央競馬今年最初のG1レースのフェブラリーSに小倉では中距離戦での飛躍を目指す各馬が集う小倉大賞典、24日(月)は、3歳クラシック戦線を目指す共同通信杯です。

土曜東京のメイン・ダイヤモンドステークスは、創設当初は中山競馬場で行われていたレースでした。その後、距離変更があり、東京と中山競馬場を行き来したのちに1987年から東京競馬場での開催に定着しています。ここ10年で、このレースからの1番の出世馬は2003年に優勝したイングランディーレでしょうか。

イングランディーレはデビューからダート中心に使われてきた馬でした。ダイヤモンドステークスを優勝したのは4歳時でしたがそれまで18戦して3勝。芝でのレースは、2歳未勝利に青葉賞、ステイヤーズステークスの3戦のみで、9頭立てのステイヤーズステークスで唯一4着に入るも、他の2戦は後方での着順でした。

ダイヤモンドステークスで逃げてそのまま逃げ切り次走の日経賞ではレコードタイムを更新して重賞2連勝。ダイヤモンドSがフロックでなかったことを示します。最大のハイライトは翌年の天皇賞(春)でした。ゼンノロブロイにネオユニヴァース、リンカーン、ザッツザプレンティの四強が集結したレースで後続を15馬身以上引き離しての大逃げをうちそのまま逃げ切って優勝。三連複21万の大波乱を演出したのでした。ダイヤモンドステークスの今年の出走馬からからイングランディーレを超える馬の登場に期待したいです。

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