きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2017.4.29

混戦を断つ

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土曜東京競馬場では3歳重賞の青葉賞が行われます。1、2着までにダービーの優先出走権が与えられるトライアルレースです。今年は12頭が出走。出走馬の中では2連勝中のアドミラブルが注目を集めています。

アドミラブルは、父ディープインパクトに母父シンボリクリスエス、母はスカーレットの血統で、母スカーレットはリンカーン、ヴィクトリーの半妹になります。リンカーンはG1こそ獲れなかったものの、菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)で各2着の実績を残した馬で、ヴィクトリーは2007年の皐月賞馬です。その血の系譜にいるのがアドミラブルで、デビュー戦こそレースに集中しきれず9着に終わるも、ノドの手術を行い、復帰後は未勝利戦、アザレア賞と2連勝。いずれも2着以下を突き放しての完勝でした。ダービーへ向けて最初の関門を突破できるでしょうか。

注目したい母の血の系譜でいえばポポカテペトルもその1頭で、母ミスパスカリはクロフネの半妹になります。ポポカテペトルはデビュー戦をクビ差勝ち。2戦目の500万下条件戦では、馬群に包まれ前が壁になって追い出しが遅れて5着。3戦目の京成杯ではモタつく面が出て馬群に挟まれ10着と大きく敗れたものの、前走ゆきやなぎ賞ではようやく力を発揮し2着に2馬身差をつけての快勝でした。東京の広いコースで頭数も12頭。本領発揮できれば、ダービーでも楽しみな1頭となりそうです。

とにかく今年の3歳戦は大混戦。混戦を断つ。そんな力強い意思を感じさせる3歳馬の登場に期待します。