きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2017.4.23

上がり最速を活かして

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土曜福島競馬場で行われたヴィクトリアマイル前哨戦の福島牝馬ステークスは、3番人気のウキヨノカゼが道中後方4番手追走から、直線一気の末脚で馬群を飲み込み勝利を手にしました。4コーナーで各馬が一斉に動き出す中、じっとこらえて直線で追い出され1番人気のクインズミラーグロ、4番人気フロンテアクイーンをゴール前捉えての優勝でした。

ウキヨノカゼは父オンファイア、母父フサイチコンコルド、母アドマイヤダッシュの血統です。今年7歳の牝馬ですが今回のレースが17戦目。まだ若々しさを感じる馬です。デビューは2012年で好時計でデビュー勝ち。2戦目のフェアリーステークスでは混戦を粘りきり2着し、つづくクイーンカップでは早めに抜け出して初の重賞タイトルを手にしています。先に抜け出してもソラを使わず長くいい脚を使えることから東京向き、オークスでの期待も高まるものの脚部不安1年9ヶ月の戦線離脱。クラシックを1度も走れず4歳秋に復帰します。復帰戦のユートピアステークスは10着。そのとき優勝したのはデビューから同じ舞台を共に走ってきたスイートサルサでした。
復帰からの4戦は結果を出せずに再び休養。4ヶ月の休みを経て、函館での初のスプリント戦で再スタートを切り、見事上がり1番時計で2年半ぶりの復活を遂げ、その年はつづくキーンランドカップも優勝。スプリンターズステークスで3着に入り、上がり最速タイムを記録しました。

昨年のヴィクトリアマイルでは7着ながらも、上がりタイムは勝ち馬のストレイトガールと同じ33秒4。その後、骨折が判明して7ヶ月ターフを離れるも、戦線復帰後は以前同様に上がり最速の持ち味は変わらず、今回の福島牝馬ステークス制覇につなげました。

ウキヨノカゼは常に後方からで展開に左右されるも、ヴィクトリアマイルは直線の長い東京が舞台となります。持ち味の末脚が活かされる場所でもあります。女王決定戦でも注目してみたいと思います。