きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

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土曜阪神競馬場では牝馬クラシック前哨戦、桜花賞トライアルのチューリップ賞が行われました。圧倒的人気を集めたハープスターは後方2頭目と先頭から離れた位置でレースを進め、直線大外から残り200mで先頭に立っての圧勝でした。最後の直線では遊びながら走っていて、それでいて上がり3F33.7秒の末脚の披露ですから、桜花賞戦線へ向けての豪快なアピールだったといえるでしょう。

2着ヌーヴォレコルト、3着にはリラヴァティが入りました。この上位3頭までに桜花賞の優先出走権が与えられます。今年の牝馬は層が厚いため、優先出走権もより一層重みを増してきそうです。

中山競馬場で行われたオーシャンステークスは最内から伸びたスマートオリオンが優勝。先週からの連闘の勢いをそのままに初の重賞タイトルを手にしました。単勝1.7倍の人気を集めていたハクサンムーンは、直線で失速してしまい13着でした。ロードカナロア引退後の短距離路線一番手に期待されていましたから、今回の結果は意外でした。高松宮記念での巻き返しなるかといったところですが、今回の結果でレースは混沌としてきそうです。

さて今日は中山競馬場で牡馬クラシック前哨戦の弥生賞が行われます。トゥザワールドが1.8倍、アデイインザライフが6.4倍、ワンアンドオンリーが7.2倍と人気がつづいています。先週今週と重賞連勝中の横山典弘騎手はワンアンドオンリーに騎乗します。人気のトゥザワールド相手にどんな手綱さばきを魅せてくれるでしょうか。

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2022