きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

今週は4歳以上の牝馬によるハンディキャップ重賞のローレル競馬場賞中山牝馬Sが行われます。競走名にあるローレルパーク競馬場は、アメリカのメリーランド州に位置し、日本からもスピードシンボリやタケシバオーといった当時を代表する名馬が挑戦した国際G1レースを開催した場所でもあります。

古馬となった牝馬達にとって前半戦最大の目標となっているのが、5月の東京競馬場で行われるヴィクトリアマイルです。春の女王決定戦の前哨戦ともいえるレースですが、ハンディキャップ戦ゆえに荒れるレースとしても知られていますね。2007年以降毎年6番人気以下の出走馬が連対するなど波乱の決着が続いています。

今年の出走予定馬も多彩なメンバーが揃っていますが、注目は昨年大ブレークを果たしたダイワメジャー産駒のエクセラントカーヴでしょうか。3連勝で挑んだ京成杯オータムHを制し、初重賞勝利を達成。父ダイワメジャー譲りの競走能力を発揮し、マイル戦では素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるでしょう。

他にも重賞勝ちこそまだありませんが、G1馬と互角の戦いをしているアロマティコ、牝馬クラシック戦線で活躍したエバーブロッサム、昨年のフェアリーSを制し、デビュー2戦目で重賞馬となったロサード産駒のクラウンロゼらが参戦してきますから、どの競走馬もすんなり優勝とはいきそうにありませんね。

×