きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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日本のホースマンも使うレースを世界の枠の中で考えるようになってきたのですね。昨日発表された春の香港国際競争の登録馬を見てスポット参戦ではなく国や地域を渡り歩く様子にそんな風な一種の感慨にふけりました。

オーストラリア人のマイケル・タバートさんの愛馬ハナズゴールは明日オーナーの母国で行われるG1クールモアクラシックをステップに4月12日のG1ドンカスターマイルに向かい、5月4日の香港チャンピオンズマイルがこの春のチャレンジな旅の最終ゴールに予定しています。

ドバイカーニバルからの転戦組も目立ちます。中距離のエース・ジャスタウェイはデューティーフリー、チャンピオンズマイルのローテーションです。ブライトラインもAWのゴドルフィンマイルから芝のチャンピオンズマイルへと矛先を向けます。

エピファネイアが4月27日クイーンエリザベス2世Sに登録しているのが目を引きます。一昨年ルーラーシップが唯一のG1勝ちを果たしたレースで天皇賞春ではなくこちらを選ぶようです。名誉は天皇賞かもしれませんが、馬の実力を計る国際的評価という点では明らかに上ですからね。種牡馬ビジネスの面からも賢い選択と言えそうです。ともあれ、勝てばの話なのでしょうが。

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