きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

阪神メインの阪神大賞典は今年の古馬中長距離戦線を占う上で重要な一戦となりそうです。オルフェーヴルが抜けた王座をめぐる闘いになるわけですが、ゴールドシップとサトノノブレス、バンデの4歳牡馬がどういうレースをするかに注目が集まっています。

振り返ればシンボリクリスエスが引退した翌年にはゼンノロブロイが天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念とテイエムオペラオー以来の史上2頭目となる秋古馬三冠を達成、タップダンスシチーが宝塚記念から凱旋門賞へ向かうなど古馬戦線を牽引し、ディープインパクトがターフを去ったその翌年はメイショウサムソンやアドマイヤムーンらが古馬勢の中心となり、3歳勢からはウオッカにダイワスカーレットらが活躍して競馬界を引っ張ってきました。

それ以後もブエナビスタにロジユニヴァース、アパパネ、ヴィクトワールピサ、ナカヤマフェスタ、ペルーサ、ダノンシャンティ、ヒルノダムール…などなど名をあげれば切りがないほど、ヒーロー、ヒロインが続々と登場し多くのファンをレースで魅了してきました。オルフェーヴルが抜けたあと、新たに競馬界を牽引するヒーロー、ヒロインはドラマを描くのでしょうか。

今回の阪神大賞典は、後方でレースを進めるゴールドシップに、豊富なスタミナで逃げるバンデ、中団待機のサトノノブレスと面白い顔合わせになりました。長距離ならではの騎手の駆け引きも存分に楽しめそうです。

×