きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

いよいよ今週末、ドバイカーニバルが開幕します。世界最高賞金のワールドCは日本から2頭が参戦しますが、ブックメーカーの人気(以下同じ)では、英ダービー馬ルーラーオブザワールドの評判が高いですね。次いで香港のミリタリーアタックが浮上しました。昨年のクイーンエリザベス2世Cでエイシンフラッシュを3着に退けて勝利を飾っている実力馬です。日本のホッコータルマエが3番人気に支持され、ベルシャザールは案外に低評価で6番手くらいですかね。いずれにしても団子状態の混戦模様のようです。

芝2410mのシーマクラシックは、ジェンティルドンナと昨年の愛2000ギニー馬でBCターフを勝ったマジシャン、この2頭が人気を分け合っている感じです。老雄シリュスデゼーグル、デニムアンドルビーと続きます。昨年のジェンティル、2010年のブエナビスタと2着続き、勝てばステイゴールド、ハーツクライ以来の日本調教馬による勝利ということになります。

デュティーフリー芝1800mは充実一途のジャスタウェイとイギリスの実力牝馬ザフーガが人気を分け合っています。登録のあったワールドC、シーマクラシックではなく、(むしろそちらに適性があるように思うのですが)ここに照準を合わせてきた名匠ジョン・ゴスデン調教師の豊富な経験から導き出された戦略が不気味に映ります。ロゴタイプ、トウケイヘイローは下位人気ですが、それだけ実力馬が揃っているということでしょう。

G2ゴドルフィンマイルは06年にユートピアが勝っています。その走りが評価され高額でダーレーにトレードされています。今回はソフトフォーリングレインが連覇を狙っています。前走で無敗記録が途絶えたフロティラは初のAWとはいえ適距離に戻し復活をかけた一戦となります。日本のブライトラインはフジキセキ産駒ですね。ここ最近の活発さ、好調さが目立つ種牡馬ですね。ドバイのホースマンをびっくりさせてほしいものです。

×