きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

遅れてきた新鋭

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日曜中山競馬場では中山記念が行われました。1番人気アンビシャス、2番人気リアルスティール、3番人気ネオリアリズム、4番人気ヴィブロス、5番人気ツクバアズマオーと上位人気を形成してのレースとなりました。

勝ったのは3番人気のネオリアリズムでした。スタートからロゴタイプが先頭に立ち、ネオリアリズムは道中3番手追走。リアルスティールは道中中団で進め、アンビシャスは後方2番手で展開し、直線でいったん3番手に控えていたロゴタイプが再び先頭を奪い、そのまま押し切るかと思われたところでネオリアリズム、サクラアンプルールがロゴタイプを交わしてゴール板通過となりました。後方から追い込んできたアンビシャスは4着まで、リアルスティールは8着の結果でした。

勝ったネオリアリズムは昨年の札幌記念でモーリスを破り金星をあげている馬です。その後、マイルチャンピオンシップ3着から香港マイルへ。もともとデビューから1800mから2000mを中心に使われてきていた馬ですから、今回得意の距離で結果を出した形となりました。半兄にはマイルで活躍したリアルインパクトや短距離重賞馬アイルラヴァゲインがいる血統です。ネオリアリズムは今年6歳ですが、このまま勢いに乗り中距離G1制覇となるでしょうか。遅れてきた新鋭が、春の中距離路線で大きな風を吹かせそうです。

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