きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨日の北米クラシック展望に続いてヨーロッパを。相変わらず名門エイダン・オブライエン厩舎のラインナップは豪華絢爛で目のくらむような思いです。

2000ギニーでブックメーカーの人気を独占しているオーストラリアは父が並ぶものがいない大種牡馬ガリレオ、母が2度年度代表馬に輝いた名牝ウィジャボード、欧州の頂上を制するにふさわしい良血馬です。昨秋G3BCジュベナイルターフトライアルを6馬身差で圧勝して3戦2勝でクラシックに歩を進めてきました。ステーブルメイトのウォーコマンドが5戦4勝でG1デューハーストSを勝っているにもかかわらずこの人気、能力の高さを万人が認めるという形になっています。

オブライエン厩舎の牝馬勢も良血馬が揃っています。先日の愛1000ギニートライアルを勝って急浮上したブレスレットは祖母に凱旋門賞馬アーバンシーの名が。母はガリレオ、シーザスターズの兄弟になります。1000ギニーのオッズで2番手に付けているタペストリーは父ガリレオ、母父デインヒルの黄金配合の持ち主です。しかも曽祖母に名牝ミエスクがドシンと鎮座しており、祖母はキングマンボの全妹ということになりますね。

記憶に新しいここ十数年の名馬同士の子供たちです。こういう馬たちが活躍すればするほど、ファンのボルテージも上がりっぱなしになるでしょうね。さらに紡がれていく物語の行方を楽しみましょうか。

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