きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週はいよいよ待ちに待った牝馬クラシック一冠目の桜花賞が行われます。1939年にスピードある優秀な牝馬の選定と優秀な繁殖牝馬を発掘するためのレースとして創設されてから、今年で第74回を数えます。

1950年に現在の阪神競馬場へと舞台が移ってからは満開の桜が咲き乱れる仁川のターフで数多くの名牝たちが美しくも激しい名勝負を繰り広げてきました。桜花賞は牝馬三冠への第一関門であり、過去には1986年のメジロモラーヌ、2003年のスティルインラブ、2010年のアパパネ、2012年のジェンティルドンナと歴代4頭の牝馬が三冠制覇を達成しています。

今年の注目馬は、やはり世代最強馬の呼び声が高いディープインパクト産駒のハープスターでしょう。牡馬を含めての世代最強馬と目されていますから、その潜在能力は極めて高く評価されていますね。前走のチューリップ賞で圧巻の走りを見せ、万全の体制で本番に臨むハープスター陣営ですが、この世代の牝馬は昨年、牡馬相手に2歳重賞を次々に勝ったハイレベルな牝馬が揃っているため、気は抜けませんね。

ハープスターに唯一 土を付けたレッドリヴェールも2歳女王の称号を引っ提げて出走してきますから、この2頭を中心に各トライアルを制してきた有力馬を含めた熱い一戦が見られそうです。

牝馬三冠へ挑戦できるのは桜花賞を勝った1頭だけ。挑戦権を手に入れて歴史に名を刻む名牝の仲間入りを果たすのは一体どの競走馬になるのでしょうか。

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