きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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桜花賞が終わりました。一冠目を手にしたハープスターは、次はオークス、そして秋には凱旋門賞のプランが改めて掲げられました。実現すれば日本調教馬の3歳牝馬では初めてになります。3歳牝馬の斤量は54.5キロで古馬牡馬は59.5キロですから、負担重量の面では大きなアドバンテージです。凱旋門賞の歴史で3歳馬の優勝が最も多く、昨年、オルフェーヴルに5馬身差をつけ優勝を手にしたトレヴは当時3歳の牝馬でした。

凱旋門賞といえば、2着のレッドリヴェールにもその可能性に想いを馳せると期待感が高まってきます。その魅力は父ステイゴールドで、オルフェーヴルにナカヤマフェスタとこれまで3度の凱旋門賞2着を経験しています。レッドリヴェールの今後の進路はまだ未定で、ダービー、凱旋門賞のプランもあがっているようです。

昨年オルフェーヴルがトレヴに敗れたとき、すぐそこに感じていた世界の壁が実は広くて遠い広大な世界だった、そんな衝撃を受けました。しかし、年が明けて強い牝馬の成長する姿に凱旋門賞がグッと近づいてきた、そんな印象を受け始めています。

これから牡馬クラシック第1弾の皐月賞、オークス、ダービー、古馬G1とつづいていきますが、しばらくは凱旋門賞を軸に国内の競馬が動いていくことになりそうです。

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