きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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日曜中山のメインは牡馬クラシック第1弾、皐月賞です。前日のオッズでは、トゥザワールドが4.8倍で1番人気に支持され、イスラボニータが5.0倍、トーセンスターダムが5.2倍、アジアエクスプレスが5.9倍、ワンアンドオンリーが8.0倍、ロサギガンティアが8.2倍と先週の桜花賞とうってかわり人気上位が大混戦状態となっています。

桜花賞を勝ったハープスターを引き合いに出せば、新潟2歳ステークスでハープスターの2着以外は負けなしで重賞2勝馬のイスラボニータが一枚上となるのでしょうが、無敗馬トーセンスターダムに、超良血トゥザワールド、あるいはG1馬アジアエクスプレスらとは初顔合わせで力関係が未知数といったところが混戦に拍車をかけています。

父フジキセキは種牡馬サンデーサイレンス時代の先駆馬でした。デビューから朝日杯まで無敗でG1馬となり、翌年弥生賞も制覇。クラシック本命馬として期待されるも皐月賞を前に引退を余儀なくされ、種牡馬入りとなります。種牡馬となったフジキセキは、カネヒキリ、キンシャサノキセキ、ダノンシャンティ、サダムパテックらG1馬を送り出しますが、クラシックでは未勝利です。皐月賞では、ダイタクリーヴァにドリームパスポート、サダムパテックといずれも2着であと一歩でした。

フジキセキは2011年の種付けが最後になっいます。イスラボニータは、同じく出走馬ロサギガンティアとともにフジキセキのラストクロップです。最後の世代でその血がクラシックでも開花するでしょうか。

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