きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今年もゴールデンウィークがやって来ます。この季節は日本だと天皇賞春が風物詩を奏でてくれます。アメリカではケンタッキーダービーと同オークス、イギリスでは2000ギニー、1000ギニーが発走します。競馬ファンにとっては急に忙しくなるような気持ちです。

ヨーロッパ・クラシック第1弾の2000ギニーは5月3日、3戦3勝と底を見せないキングマンが支持を集めています。カリド・アブデューラ殿下の愛馬で勝負服はフランケルと同じ、偉大な先輩に続くことを期待されているようです。フランケルも勝ったグリーナムSを圧勝して意気軒高です。

エイダン・オブライエン厩舎はオーストラリアを送り込んで来ます。父ガリレオ、母ウィジャボードという超良血馬ですね。昨年9月以来の久々の分、キングマンに一歩譲っていますが、2歳時の評価は断然でした。侮れないと考えるべきでしょう。4戦4勝のトゥーモアが三番手評価のようです。先々週のクレイヴンSを叩かれて上り調子

2歳チャンピオンのキングストンヒルは3戦3勝の成績でここはレーシングポストT以来の休養明けの一戦になります。オブライエン厩舎のもう一本の矢ウォーコマンドは5戦4勝と2歳重賞戦線でリーダー的な役割を果たしました。評価が微妙に低いのは成長力の差なのでしょうか?とは言え、クラシックに縁の深いデューハーストSの勝ち馬、キャリア的には一歩も譲るところのない実力派ですね。

今年の2000ギニーは上位組に無敗馬が顔を揃えていて、高いレベルでの第1冠争いということになりそうです。海の向こうとは言え、いずれどこかで闘うこともありそうで、目が離せないレースになりそうです。

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