きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

予想難しき牝馬心

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土曜中山競馬場ではターコイズステークスが行われます。牝馬限定のマイル重賞で、昨年重賞レースに格上げ。今年で2回目となります。牝馬同士の激突でしかもハンデキャップレースですから波乱含みなのだろうと思っていたら、昨年の第1回は11番人気、16番人気、15番人気での決着で大荒れ模様の結果となりました。重賞になる前も下位人気馬がここぞとばかりに自己主張。かと思えば、1番人気、2番人気、3番人気ときっちりと手堅く人気順に終わる年もあったりと、なかなか牝馬心を読み解くのは難しいレースとなっています。

やはり狙うとすれば軽ハンデの牝馬となるのでしょうか。今年はサンソヴールが52キロで一番軽く、マイネグレヴィル、エテルナミノル、ウインファビラスが53キロでレースを迎えます。とりわけ古馬牝馬にとり、この時期は秋のエリザベス女王杯が終わり以降使えるレースも限られてきます。牝馬の中には現役生活を終え、繁殖へとあがり、第2の人生をスタートさせる馬もいます。
ターコイズステークスに1月の愛知杯と、牝馬限定レースが組まれることで、引退前にもうひと花を!そんな思いもにじみでてきます。3歳牝馬や若い世代にとっては上の牝馬世代をはねのけるチャンスでしょう。

牝馬同士のG1も終わり、牝馬にとってどこかひと息つけるこの時期。予想難しき牝馬心に加え、牝馬が集まりまるで女子会のように蹄が楽しくこだまするようなレースを期待します。

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