きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

砂の風はどの時代を選ぶのか

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日曜は中京競馬場でチャンピオンズカップが行われます。かつてジャパンカップダートとして行われていたレースで、2014年に中京競馬場へ移設。中京競馬場・ダート1800mの舞台に「チャンピオンズカップ」としてリニューアルされました。チャンピオンズカップとして行われるのは今年で3年目。昨年は12番人気の牝馬サンビスタが優勝し、その前の週のジャパンカップでのショウナンパンドラにつづいて牝馬の連続G1優勝で、牝馬の時代を強烈に印象づけました。

さて今年ですが、前日オッズではダート転向後6連勝中でダート無敗のアウォーディーが単勝2.2倍で1番人気、3歳馬のゴールドドリームが単勝6.6倍で2番人気、コパノリッキーが単勝6.9倍で3番人気、ノンコノユメが単勝7.9倍で4番人気、モーニンが単勝8.5倍で5番人気とここまでが10倍を切るオッズで、以下サウンドトゥルーが14.3倍、ラニが22.4倍とつづいています。先週のジャパンカップでキタサンブラックを優勝に導いた武豊騎手。2週連続G1制覇なるでしょうか。

振り返れば今年上半期のダート戦線は、フェブラリーステークスでモーニンが優勝。2着にノンコノユメと4歳馬によるワン・ツーとなり、新時代の幕開けを予感させました。しかし、そのモーニンは次走のかしわ記念で王者コパノリッキーの返り討ちに遭い、ノンコノユメも帝王賞でコパノリッキーを交わせず2着、逆に6歳馬コパノリッキーがかしわ記念、帝王賞、マイルチャンピオンシップ南部杯とG1・3連勝と、時代を再び取り戻しました。その間、G1・10勝馬の7歳馬ホッコータルマエが脚部不安で11月30日に引退が決定。ダート無敗のアウォーディーが登場し、新しい時代の到来を予感させる状況になっています。
果たして今年、砂の風はどの馬を優勝へと導かせるのでしょうか。

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