きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

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6月も半ばを過ぎ、ジメジメと湿度が高く過ごしにくい日が続きますが、先週から函館競馬もスタートし、今週は函館スプリントSが予定されています。夏の代名詞でもあるサマーシリーズ開幕戦の函館スプリントSが始まると、いよいよ夏本番到来という感じがしますね。春のクラシックに間に合わなかった3歳馬や持てる力を発揮できずにくすぶっていた古馬がひと夏を越し、才能を開花させ、秋のＧ1シリーズの主役候補に登場することも多々ありますから、この夏競馬も春のＧ1シリーズ同様見逃せませんね。

サマースプリントの第1戦目となる函館スプリントSですが、秋のＧ1シリーズ初戦のスプリンターズSを目標とする馬たちが前哨戦として選び、出走メンバーも豪華な面々が揃います。2010年には開幕戦のこのレースを制したワンカラットが次走のキーンランドCも優勝しサマースプリント王者に輝きました。翌2011年の優勝馬カレンチャンは2走後のスプリンターズSも制し、JRA最優秀短距離馬に選出されるなど、電撃の6ハロンをめぐる激闘を勝ち抜き、今後の飛躍となるきっかけを掴む馬は一体どの競走馬になるのでしょうか。

今年も非常にハイレベルなメンバーが出走予定です。昨夏の500万下の条件戦から4連勝し、重賞初挑戦となったキーンランドCでも2着に入るなど夏の上がり馬を体現したストレイトガールや、夏の暑い気候にも強く、現役馬屈指の瞬発力を誇る快速馬フォーエバーマークらが話題の中心となりそうですね。

スプリントシリーズは全6戦で争われますが、今後の展開に影響する重要なレースですから、その初戦にまずは注目しましょう。

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2022