きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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日曜は函館と東京競馬場でそれぞれ重賞レースが行われます。東京のメインはユニコーンステークスです。前売りオッズではアジアエクスプレスが単勝1.3倍をつけました。このオッズには驚きましたが、実績から当然でしょうか。なにせデビュー戦では2着に5馬身差をつけ楽勝、2走目のオキザリス賞でも2着には7馬身の差を広げ当日古馬500万下より0秒9も速い走破タイムでの完勝でした。

当初はそこから暮れの全日本2歳優駿へ向かう予定でしたが除外となったところからアジアエクスプレスのドラマが始まりました。初芝で挑んだ朝日杯フューチュリティSで優勝。G1馬へとのぼりつめたのです。

朝日杯フューチュリティステークス馬でその後ダートで活躍した馬と言えばアドマイヤドンを想い出します。アドマイヤドンはダート1800mで2着に8馬身差をつけデビュー戦を飾ると芝コースへと転向。朝日杯フューチュリティスSを勝ち、翌年皐月賞7着、ダービー6着、菊花賞4着の成績を残してダートへと戻ります。久々のダートレースとなったJBCクラシックを7馬身差で圧勝すると、マイルチャンピオンシップ南部杯、フェブラリーステークス、帝王賞などダートG1を制覇しダート界をけん引していきます。

さてアジアエクスプレスはどうでしょうか。昨年11月以来のダート戦となるユニコーンステークスでの走りに、まずは注目してみたいと思います。

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