きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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東京競馬場で行われた3歳ダート重賞のユニコーンステークスは、レッドアルヴィスが挑戦早め先頭でそのまま押し切る強い競馬で重賞初制覇、2着コーリンベリーに2馬身半差をつけて勝ち名乗りをあげました。このレースには、2歳芝王者のアジアエクスプレスが出走し、単勝1.3倍の支持を集めていましたが直線まったく伸びず、馬群の中で見せ場をつくれず12着におわりました。7ヶ月ぶりのダートレースだったことも影響したのでしょうか。新馬戦、オキザリス賞といずれも圧勝してダート戦を勝ち上がっていただけに、今回の着順は王者復権へ向けて仕切り直しの結果となりました。

アジアエクスプレスとは対照的に勝ったレッドアルヴィスは強い競馬を魅せてくれました。レッドアルヴィスは父ゴールドアリュール×母チャールストンハーバーで、NHKマイルカップ馬カレンブラックヒルの半弟になります。カレンブラックヒルは父ダイワメジャーで、1度だけダートを走りました。2013年のフェブラリーステークスで、当日は新たなダート界のヒーロー誕生を期待され初ダートにもかかわらず1番人気の支持を集めてのレースでした。そのカレンブラックヒルは、フェブラリーステークス後は再び芝の舞台に主戦場を戻していきます。

レッドアルヴィスは父ゴールドアリュールもあり、まだまだめきめきと強くなっていきそうな印象を受けます。父ゴールドアリュールは、スマートファルコン、エスポワールシチー、ジャパンダートダービーを勝ったクリソライト、さらに今年はフェブラリーステークス馬コパノリッキーを誕生させています。レッドアルヴィスはどんな成長を遂げるのでしょうか。これからが楽しみになる大きな1勝だったように思います。

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