きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

水曜日に大井競馬場で帝王賞が行われました。フェブラリーS、かしわ記念とG1連勝中のコパノリッキーが単勝1.6倍に支持されてのレースでしたが、そのコパノリッキーを直線入り口で交わして2馬身つきはなして勝利したのは3番人気のワンダーアキュートでした。

ワンダーアキュートは今年で8歳になります。2012年にJBCクラシックこそ制覇しているものの、ジャパンカップダート2着2回、東京大賞典2着2回、3着1回、帝王賞3着1回、フェブラリーステークス3着2回と、大レースではつねに前には他の実力馬がいて、あと一歩の悔しい思いをしてきた馬でした。引退とも報じられたこともあったワンダーアキュートですが、現役生活をつづけた結果、見事今回の戴冠となりました。

惜敗つづきといえば今週行われる宝塚記念に出走のウインバリアシオンも実力その1頭で、オルフェーヴル相手に2着3回、天皇賞(春)2着1回、3着1回とG1馬への道のりには歴史的名馬が立ちはだかり、その道をふさがれつづけてきました。

ウインバリアシオンは一昨年の宝塚記念後に1年半におよぶ長期休養を余儀なくされました。昨年11月に金鯱賞で復帰し、有馬記念、日経賞、天皇賞(春)と実力健在を示して今回の宝塚記念になります。

ドバイから凱旋のジェンティルドンナに、ゴールドシップ、メイショウマンボらが揃いました。強者を相手に、G1への情熱をぜひレースでみせてください。

×