きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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中京競馬場で行われたCBC賞は、最後の直線での牝馬による激しい想いのぶつかり合いがレースを沸かせました。

スタートから逃げてレースをひっぱった3歳牝馬ベルカントがそのまま逃げ切りを図ったところで、2歳上のエピセアロームがベルカントに並びかけて激しく競り合い抜けだすも、さらにその外から4番人気トーホウアマポーラがエピセアロームを交わして、ゴールへと駆け抜けて行きました。牝馬同士の世代をまたいだ攻防は実に見応えがありました。

トーホウアマポーラは今年5歳でエピセアロームと同世代になります。3歳春から路線を短距離に絞り、8戦つづけて1番人気に支持されるなど才能開花を期待されるも、なかなか勝ち切れずにレースを重ねてきた馬でした。トーホウアマポーラにとり今回のCBC賞は初の重賞タイトルで、管理する高橋亮調教師にとっても初の重賞制覇となりました。

福島競馬場で行われたラジオNIKKEI賞は、マツリダゴッホ産駒のウインマーレライが、1番人気クラリティシチーの追撃を振りきって優勝、こちらも初の重賞制覇となりました。

ウインマーレライは、デビューが昨年6月で2戦目にあたるちょうど1年前の福島競馬場1800mの未勝利戦を勝ち上がった馬でした。昨年のこの時期を振り返ると、マツリダゴッホ産駒が続々と勝ち上がっていました。ウインマーレライもその1頭でしたが、秋以降、勝ち星が遠のいていった時期もつづいてましたが、今回の勝利は他のマツリダゴッホ産駒への期待も含めて、今後の成長に期待が高まる1勝となりました。

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