きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

父を彷彿させる3歳ダート王

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13日(水)、大井競馬場で行われたジャパンダートダービーは4番人気のキョウエイギアが3歳ダート王者となりました。レースはケイティブレイブが逃げてレース展開を握り、2番手に2番人気のストロングバローズがつけて、1番人気のゴールドドリームは6番手、4、5番手にキョウエイギアといった隊列で進み、直線で逃げ粘るケイティブレイブを外からキョウエイギアが差を詰め残り200mを切ったところで先頭にたち、最後は2着ケイティブレイブに4馬身差をつけての完勝でした。

キョウエイギアは父ディープスカイ、母父パラダイスクリーク、母はローレルアンジュの血統です。ディープスカイ産駒でダート路線といえば、昨年暮れに全日本2歳優駿を勝ったサウンドスカイがいます。サウンドスカイは芝路線からダートへと転向。その後無傷の4連勝で一気に2歳ダート頂点に立った馬です。父のディープスカイは実践で走りを磨きかけられていった馬で、初勝利まで6戦を要したもののそこから実践で磨き上げられた走りを武器にダービー馬へと駆け上がっていきました。キョウエイギアは前走連闘で挑んだ鳳雛ステークスを持ち味のタフネスさを活かして勝ち、今回のジャパンダートダービー出走。レースで力をつけ父をどこか彷彿させるような戦績から、今回の3歳ダート頂点に立ちました。

2着には逃げたケイティブレイブが入りました。道中2番手以下を離しての逃げで、最終コーナーではいったん後続に詰め寄られるもそこからまた引き離しにかかる走りをみせました。2着に敗れたものの、勝ち馬同様、今後がさらに楽しみになる走りでした。

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