きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.6.18

世界一の走りを国内で

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イスパーン賞の衝撃的な圧勝劇で英国ブックメーカーの凱旋門賞オッズで一時は1番人気となり世界最強の称号を得たエイシンヒカリでしたが、プリンスオブウェールズステークスの結果を受けて凱旋門賞への登録は見送ったことが報じられました。先日のプリンスオブウェールズステークスは不良馬場でしたから、走りにくかったこともあったでしょう。エイシンヒカリにとり想像以上にタフなレースとなったようでした。

エイシンヒカリといえば、イスパーン賞もさることながら国内のレースではアイルランドトロフィーでの走りぶりが何度観ても衝撃的です。道中他馬を引き離して逃げたと思えば、直線に入って外ラチ目がけて加速。それでいて内側を通った2着以下に3馬身半差をつけての圧勝劇でした。この破天荒なレースによって5連勝を決めたエイシンヒカリは、芦毛の怪物と称されるようになりました。稀代の逃走者サイレンススズカの姿を描いた人もいたことでしょう。昨年の天皇賞(秋)では、宝塚記念馬ラブリーデイと人気を分け合いました。結果9着だったものの、その後の香港カップにイスパーン賞と圧勝ですから怪物の評価はゆるがずといってよいでしょう。

エイシンヒカリは24日に帰国予定で、天皇賞(秋)を目指して調整を進めるようです。秋、世界の舞台で日本の最強馬の一角としてぜひ歴史のさらなる扉をこじ開けてほしかった思いもありますが、その走りを再び国内で見れることで新たな楽しみが広がりました。強き3歳馬世代や躍動する4歳馬との激突も大いに注目が集まりそうです。