きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2016.6.13

天才少女、復活への舞い

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日曜東京競馬場ではエプソムカップが行われました。フルゲート18頭が出走。1番人気はルージュバックで単勝2.8倍、2番人気がロジチャリスで4.3倍、3番人気がフルーキーで5.0倍、4番人気がラングレーで7.5倍とここまでが10倍を切るオッズで上位人気を形成し、アルバートドック10.7倍、マイネルミラノ16.5倍、レコンダイト25.3倍と以下つづいてのレースとなりました。

勝ったのは1番人気のルージュバックでした。道中は中団後方を追走。逃げたマイネルミラノが1000mを1分0秒5のペースで通過しゆったりと流れる中を直線外から追い上げ、残り100mあたりでマイネルミラノを捉えて最後は2馬身半差をつけての勝利でした。2着には58キロの斤量を背負ったフルーキーが入り、3着には逃げたマイネルミラノが残りました。
ルージュバックは3歳時に勝ったきさらぎ賞以来の重賞勝利となりました。3歳当時、きさらぎ賞では牝馬として51年ぶりに勝利をあげたルージュバックで、超良血牡馬が出走していたレースだったこともあり牡馬を蹴散らしたルージュバックは天才少女として一躍クラシック戦線の主役の座を手にしました。しかし期待を背に受けて向かた牝馬一冠目の桜花賞では、レッツゴードンキの超がいくつもつくスローペースに翻弄され9着と大敗。復活をかけたオークスでは一度は先頭に立つも、新女王目がけて駆け上がってきたミッキークイーン交わされ3/4馬身差で2着に終わりました。
以降、ルージュバックは復活こそ期待されども、あの牡馬をなぎ倒した力強い走りを再び見るまでには至りませんでした。

今回、上がり32秒8で突き抜けた走りはまさに完全復活を告げた内容だったと言えるでしょう。天才少女がG1獲りへ、大きく羽ばたく勝利でした。