きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2016年上半期G1売上推移

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安田記念が終わり、上半期中央競馬のG1は6月26日の宝塚記念を残すのみとなりました。2月21日のフェブラリーステークスからスタートした2016年の中央競馬G1レースは、これまで高松宮記念、桜花賞、皐月賞、天皇賞(春)、NHKマイルカップ、ヴィクトリアマイル、オークス、ダービー、安田記念に、J・G1の中山グランドジャンプを加えて11レースを消化。桜花賞、オークス、中山グランドジャンプこそ前年比で売上ダウン、安田記念は前年比で横ばいとなったものの、それ以外のレースでは以下のように売上増加となりました。

・フェブラリーステークス … 売上前年比 111.8%増(入場者同 118.8%増)
・高松宮記念 … 売上前年比 111.2%増(入場者同 106.8%増)
・皐月賞 … 売上前年比 110.7%増(入場者同 98.4%減)
・天皇賞(春) … 売上前年比 105.4%増(入場者同 102.9%増)
・NHKマイルカップ … 売上前年比 104.4%増(入場者同 108.7%増)
・ヴィクトリアマイル … 売上前年比 101.7%増(入場者同 113.1%増)
・ダービー … 売上前年比 110.6%増(入場者同 107.4%増)

ハイレベルなメンバーが揃った3歳牡馬クラシック戦線は皐月賞、ダービーともに売上面では大幅増となり、また好メンバーが集まったフェブラリーステークス、高松宮記念も前年比110%を超す売上増となりました。昨年上半期のG1レース売上をみれば、前年比で110%を超えたのは高松宮記念と宝塚記念の2レースでしたから、現時点で今年は昨年よりも売上が上回るペースで推移しています。レースの話題性に加え、強き馬同士ががっぷり四つでレースで激突することが、売上の面でも大きく支えているものと改めて感じます。

強き馬の激突でいえば、宝塚記念ではドゥラメンテを筆頭にキタサンブラック、ラブリーデイ、アンビシャス、ミッキークイーン、シュヴァルグラン、マリアライト、サトノノブレス、ステファノスらが出走を予定しています。上半期G1を締めくくるのにふさわしいメンバーが集いそうです。宝塚記念もぜひファンの期待を上回る好レースを期待したいと思います。

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