きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

注目高まる春のマイル王決定戦

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高松宮記念からつづいた春のG1シリーズもいよいよクライマックスへと突入してきました。今週日曜の安田記念、そして6月26日の宝塚記念を残すのみとなっています。今週は東京競馬場で春のマイル王を決める安田記念が開催されます。

安田記念は今年で66回目を迎えるレースになります。創設は1951年で東京芝1600mを舞台に歴史を刻み続けています。
安田記念の「安田」は安田伊左衛門氏に由来します。明治・大正・昭和と3時代にわたって競馬の発展に尽力し、日本ダービーの創設に日本中央競馬会発足など多くの功績を残した安田伊左衛門氏を称え「安田賞」が創設され、1958年に安田氏の死去ののちに「安田記念」に改称され現在に至ります。
以前はオークスの前週に開催されていましたが、1996年より日本ダービーの翌週へ移設。出走条件が4歳(現3歳)以上に変更されました。ただし3歳馬による安田記念優勝は、グレード制導入以降では2011年のリアルインパクトのみとなっています。

今年の安田記念への出走登録数は15頭となっていますが、登録馬にモーリスとリアルスティールの名が刻まれ両馬の激突に俄然注目が高まっています。香港から凱旋のモーリスに、ドバイから凱旋のリアルスティール。春のマイル王決定戦の舞台で繰り広げられる両馬の初激突は、どちらに軍配が上がるでしょうか。

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